小宮一慶著「読書力」養成講座(ディスカヴアー携書)の読書レビューです。本を読むときは目的によって読み方を変えることで、読み手の頭をよくしてくれます。経営だけではなく、心理学、英語など、他の分野にも触れながら読みやすく記述されています。
本の構成
「読書力」養成講座の中身は、以下の7つに分けられて構成されています。「はじめに」で、「読書は、最高の勉強法」から始まります。「どんなときに、どのように読み分けるのか、読書で勉強にはどんな本を選ぶのか」や「本の読み方を4つ」教えてくれる本です。「速読」について、詳しく書いている本だと思います。
はじめに.読書は、最高の勉強法!
1.速読
2.通読レベル1
3.通読レベル2
4.熟読
5.重読
6.読書力を高める八つのポイント
7.本書で紹介した小宮流読書法則 ビジネスマンのための必読書60
「読書力」養成講座の内容紹介
「読書力」養成講座は、「速読」「通読レベル1」「通読レベル2」「熟読」「重読」の4つの読み方について記述しています。どんな本(資料・小説・ビジネス・自己啓発など)に、どの読み方が良いのかという疑問に答えていますが、経営・マーケティング・会計などの読み方も紹介されているため、ビジネスマンの基礎を養成する目的の本です。
「読書力」養成講座の感想
「速読」は頭は良くならないが、「熟読」は頭をよくする読書法。
「速読」は要点を素早く把握すること、会議の資料の確認や新聞で練習するなどで紹介されています。頭は良くならないと書いていますが、否定はされていません。どんな場面で速読を使用するか、速読を鍛える方法まで詳しく記述してくれています。速読を否定するわけでもなく、薦めるのでもなく、時と場合に使い分けることを説いている点で好感がもてました。
「通読1,2」は、最初から最後まで読む読書法です。「通読1」は小説など、「通読2」はビジネス書の読み方を紹介しています。たくさん積読を所有していますが、良い本を選ぶところが素人のトトには難しいだろうなと思いました。
「熟読」「重読」については、割愛させていただきますが、同じ読み方ではなく、目的に合わせて読むことで、人生を進む方向を重点に頭が良くなるようにしたいなと思いました。
何度も読んで、読書力を養成したいと思わせる本でした。アメリカの学校についても説明されていて、日本以外の話も豊富で面白く読めました。
「読書力」養成講座を読んで感じたこと
わたしは、ビジネスというのは、経済学と心理学だと思っています。(省略)ビジネスで「人を動かす」ということのためには、どうしても心理学の基本的なところを勉強する必要があるのです。
「なんで俺の言うことが分からないんだ」ではなく、「俺の言うことはもともと分からないんだ」というところから、コミュニケーションを始めることができます。
小宮一慶著者「読書力」養成講座
という価値観が違うことを理解するなど、経営だけではなく、心理学についても記載があり、非常に参考になる内容でした。経営やマーケティングの話だけではなく、英語についても書いています。独学に興味ある人にも参考になる本だと思いました。
「読書力」養成講座から個人的な読書に関する考え
トトは、自己啓発書は好きで、読書法や勉強法、記憶法なども読み漁っています。
この本は、ビジネス本の読み方だけではなく、資料や独学、心理学、英語、アメリカの学校についても記述していて、一つの分野だけではなく、多くの分野に興味を持たせてくれました。
6章目では行動をさせようと、いつどこで読むかまで、無理しないで、読み続けるように飛躍せずに地に足のついた読書の方法に漏れがないです。
今後の「読書」に対するの行動
読書の方法や読書力の本だけではなく、ビジネスに関する本や漫画を、たくさん本を読んでいきたいと思いました。本を読む時間がなく、「速読」に興味あり、頭が良くならないと否定してる本だと思って、理由に興味がありましたが、理由に納得できて、他の読み方を身に着けてみようと思います。
速読したり、重読したり、熟読したり、通読を分けたり、読み終えただけで、すごく頭が良くなった気がします(*’ω’*)