齋藤孝著「読書力」(岩波新書)の読書レビューです。本を読む意味とは何か。読書は、自己形成をし、スポーツの技に例えて読書力の上達方法、コミュニケーション能力をアップさせるという内容が記述されています。
本の構成
「読書力」本の中身は、以下の4章に分けられて構成されています。序章で、読書は必要だ、というところから始まります。「なぜ読書をしなければならないのか」という問いに答えてくれる本です。
序章.読書力とは何か
1章.自己形成としての読書
2章.読書はスポーツ
3章.読書はコミュニケーション力の基礎
「読書力」の内容紹介
「読書力」は、読書をする意味について記述されています。読書は必要ない派ではなく、読書をしなければならない理由に答えるため、自由ということはなく、100%読書を薦める本の内容です。昔と現在の読書の違いなど触れながら書かれています。
序章では、読書の必要性が書かれています。
1章では、自分の世界観や価値観を作る自己形成では、自分を作る最良の方法が読書であること。
2章では、読書力の鍛え方をスポーツに例えて読書の力を上達させる方法。
3章では、読書力は、仲間の間では通じる脈絡のない話ではなく、他人に伝わる脈絡のある会話をするコミュニケーション力の基礎を作ることが書かれています。
「読書力」の感想
読書が人生・生活の全てを作るという内容でした。ゼロから自己形成はできない。どれくらい読めばいいのかなど、具体的な数字の設定や期限なども説明されているので、読書の目標を作りやすい書籍だと思いました。
書籍を購入して読むことを強く勧めるように書かれていますが、読み進めると、その理由が分かるようになっています。図書館も若干否定していますが、自己形成では肯定的に書いています。マップ作りやマーカー利用など、多角的な方面から、書籍や読書の良さ、著者の世界観が読めるので、読書について考えることができます。
現在は、分からないことがあっても恥ずかしくないが、昔は、分からないことが恥ずかしいことで、周りの高いレベルに合わせて高めていったという箇所も好きでした。
読書好きは、好きな作品を読むが、読書力があるとは限らず、「力」や「経験」を使って、読書「力」の基準ついて書かれているのが面白かったです。
「読書力」を読んで感じたこと
これまでの人生で、何度か、読書をしよう考えた時期がありました。どんな本をどう読めばいいのか、どれを買えばいいのか、どういった目標があればいいのか分からず、売れ行きが良い本や好きな本ばかり買って読んでいました。もっと若い頃に、出会って読みたかった本だと思いました。
読書について、多方面から書いているのが良かったです。例えも、わかりやすかったです。世界の名著の話もでてきますので、タイトルや著者名は聞いたことがあるが、本は読んだことがないものが多かったため、一部読み飛ばしなどもしてしまいました。
「読書力」から個人的な読書に関する考え
子供・学生時代は、読書といえば、夏休みの読書感想文用の本しか読まなかった記憶があります。その際に選んだ本は、「にんじん」(ジュール・ルナール)、「人間失格」(太宰治)など、私はタイトルで本を選んでいました。国語では、文学を読まされて、読解もさせられて、作者の意図を汲み取るんですよね。(しかし、選択肢の外れを選択する)
現在の自分
読書は、参考書と同じで、勉強の相棒として必要という位置でした。私は、実用書を買うことが多く、小説より新書などを読みます。また、自己形成目的で本を読んだことがなく、指定を受けたら最適な本を選ぶか、興味がある分野の専門家の本しか読まないというスタイルでした。
書籍の選び方も、他人の経験から、専門家の本を読むように情報を得たから、現在の読書のスタイルができたんでしょう。積読のも肯定的に書いていたことが、救われました。(積読のが多いです)
今後の「読書」に対するの行動
齋藤孝著「読書力」を読んで、読書することで、サイトの作成に役に立ちそうだと思いました。タイトルや見出しも、本みたいにスッキリ読みやすく作りたいです。
「読書力」は、かなり前に購入して、何度か読みましたが、何度読んでも、良い本だと思います。この本の読書レビューから書評のデビューしようと考えていました。
今後としては、自己紹介が苦手なので自己形成したいこと、コミュニケーション力のアップしたいこと。スポーツするくらいの鍛え方が出来ればと考えています(スポーツ苦手なんですけどね)。
初めての読書レビューを書きました。今後も、読書感想文を更新していきたいと思います。
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新年の抱負通りに2021年スタートしたいです。以下の記事からウシ年の新年の抱負を確認できます。
旧年の反省は、以下の記事から確認ができます。
また、読書感想文を書きたい本がありましたら、更新したいと考えています。