上野千鶴子氏の「情報生産者になる」の読後レビューです。書籍は、Kindle版で購入して読みました。
疑問に問いを立てて、問いに対する情報を収集して分析し、まとめた情報を伝える方法について書かれています。簡単に情報生産者になれる本ではありませんので、本格的な教育者の本です。論文を書きたい人や情報消費者ではなく情報生産者に興味がある人向けの本です。
上野千鶴子著「情報生産者になる」の本を選んだ理由
トトは、以前は自己啓発書を読みメンタルを勇気づけていましたが、結果として、自己啓発を読み過ぎて、「あ、それ聞いたことある」ものが増えてしまいましたので、最近は、情報収集を目標にして、年間読書450冊を設定して、さらに、読書を本格的にサクサク進める準備としてテクニック的な本を中心に選んで読んでいます。
最近のトトの本選びの条件にあう書籍のタイトルを検索して、上野千鶴子氏の「情報生産者になる」を紹介していたレビューサイトの記事評価とタイトルに惹かれて読むことを選びました。
上野千鶴子著「情報生産者になる」の概要
情報ってどんなものかという、言語・非言語などの説明から入ります。その後は、問いを立てることになりますが、情報には消費者が必要であり、文の書き方を学ぶ必要があり、根拠のない情報は思い込みになり、情報を消費する人がいないと「色んな考え方があるね」と終わってしまうことなどの生産前の情報に関する理解準備から始まります。
準備を知って、問いを立てたら、計画を立て始めます。その際には、先に問いを解いた人がいないか資料集めをします。その方法についても解説があり、インタビューなどでいろんな方法で調べて情報を集めた後は、その情報を使うか使わないかの選別をします。
最後には、アウトプットで、自分が生産した情報を人に伝える方法が書かれています。
問いを立てる⇒計画を立てる⇒情報を収集・分析する⇒情報を伝える
上野千鶴子著「情報生産者になる」の感想
書籍の「情報生産者になる」のタイトル通りに、情報を新しく作って、世の中に生み出すので、情報生産者という内容でした。トトも、この本の通りに、問いを立てようとしましたが、「アクセス数が伸びる趣味ブログとは?」(下手くそかっ!)と、問いを立てるのも難しいと思いました。毎日更新しないし、更新を伝える作業もしないこともあるかなと、自己解決(∩´∀`)∩
上野氏の教え子の研究テーマも面白く、論文を書くことはないので、論文の書き方などはサラッと読みましたが、現在、社会問題になっているテーマを分析していたり、学生は読んでみる価値はあると思います。
論文を書かない人(トトとか)にも、タイトルは内容がわかるようにしよう!とか、自分にできないことは他人に書かないようにしよう!とか、タイトルに問いかける内容にするときは、人目引くタイトル付けよう!など思いました。
小学生の読書感想文についても触れていて、子供の頃に悩んだ読書感想文について苦言を書いてくれていて、嬉しかったです。(もう大人になってしまったけど)
上野千鶴子著「情報生産者になる」の読後のまとめ!
情報を生産する作業の多さと苦労を知る本だと思いました。
情報の消費者になるのは簡単ですが、生産者側に回るということは、過去に調べた人いたか、どこまで解いたのか、情報を集めたとしても、書き方や読者に読んでもらうことも必要ということで、一つの問いの生産に掛ける時間は膨大な時間がかかるということが分かります。
論文にして読む人は、きっと学者や教育者であって、一般人の人に伝わる頃には、情報は加工済みでしょう。
トトが普段から疑問に思っていることも、どこかにその問いを解いた人がいるかもしれないですね。最近生まれたばかりのネット上にはいないかもしれない。